2013年 春号

チャイム職員室 学校経営LABO

家庭訪問を効果的に行うには?

【お悩み】
家庭訪問を効果的に行うには、どのようなことに配慮すればよいでしょうか。

【回答】
「教えてもらう」「共感し合う」「伝える」を念頭において信頼・協働関係を築く

 家庭訪問のねらいは、子どもの生活実態をとらえ、子育てについて保護者と信頼・協働の関係を築き、教育活動に役立てること。学校では見られない、子どもの意外な姿を発見したり、近隣地域の様子も知ることができます。子ども同席のもとで、「良さ」をほめることで、子どもとの〝絆"も強くなりますね。
 保護者から、家庭での子どもの様子や考えを聞き、保護者の悩みや本音に共感し、担任教諭としての考えを伝えることが必要です。

保護者の声は共感的に受け止める

 まずは、子育てについての、保護者の考えに耳を傾けましょう。子どもの進路希望や保護者の願いを聞き、健康上の留意点なども確かめます。保護者の「本音」や「悩み」を聞く場合には、共感的に受け止める姿勢を大切にし、保護者の気持ちや考えを批判したり、教師の意見を押し付けることは控えます。「この先生だったら、安心して何でも話ができそう」と期待を持ってもらえることで、信頼・協働の関係を築いていくことができます。
 教師からは、「学級全体の教育方針」「担任としての考え」「学校での子どもの様子」を伝えます。できるだけ学校での子どものいい姿を紹介し、新学期の子どもの決意も伝えておきましょう。最後に、「この先生は子どもたちのために必死で頑張ろうとしている。応援してあげよう」と感じてもらえるようなアピールも大切です。

Adviser
廣岡正昭さん

園田学園女子大学人間教育学部児童教育学科准教授。公立小学校の教員を経て、奈良女子大学附属小学校で23年間、教壇に立つ。

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