2013年 冬号
どうすれば清掃活動が効果的に進む?
【お悩み】
児童にとって「やらされる」感の強い清掃活動。意欲的に取り組めるようにするには、どのように指導すればよいでしょうか?
【回答】
清掃活動を「学習」と意識しながら取り組めるように指導
「助け合いと思いやり」「約束やルールを守る」「責任感を持つ」などの、社会性を育てることができる清掃活動。とはいえ、児童にとっては単に「やらされる活動」と感じられ、意欲的に取り組めなくなりがちです。
そこで、清掃活動も他の活動と同じく、学校での大切な〝学習の場.であることを理解させることが求められます。それには、子どもたちの手で「めあて」や「役割分担」を決めさせ、結果を「自己評価」させることがポイントです。
子どもたちで決める「めあて」「役割分担」「評価」
例を挙げてみましょう。
(1)めあてを決める
リーダー(班長)を中心にみんな で協力し合って、美しい学校と気持のよい学習環境をつくろう
(2)役割分担を決める
・窓の開け閉め( )
・机・いすの移動(全員)
・はきそうじ( )
・ふきそうじ( )
・ごみ集めとごみ捨て( )
・後片付け(全員)
(3)自己評価(◎○△)をする
・うまく仕事が分担できたか( )
・分担した仕事はできたか( )
・今日のめあてはできたか( )
・リーダー(班長)から 「 」
また、学校での清掃活動は、各家庭での掃除とは実態がかなり違っています。教師が「ほうきの使い方」から手本を示してやることも大切です。