アメリカ:ニューヨーク州立公立小学校
ピザだけのスクールランチも
アメリカでは、子どもの食事に関しては「楽しく」食べることに重点が置かれているためか、小学校のランチやレストランのキッズメニューは超ワンパターン。子どもの保護義務や人権を大事にする国なのに、なぜか食育への関心が低いのです。
わが子の学校には給食はなく、家から持参。金曜は「ピザランチ」で、ランチルームで学年ごとに時間制で食べます。チーズだけのピザとコーラかミルクなどの飲み物だけ。1 切れが大きいので、ほとんどの児童が食べ残し、ドラム缶ほどのごみ箱にポイポイと捨てていきます。「いただきます」「ごちそうさまでした」と、自然の恵みへの感謝を言葉にする日本人の美徳を改めて感じました。
2010 年以降、オバマ大統領夫人が食育に積極的で、肥満やカロリー過多の食事を改善しようと全米に発信し、成果も上がっているそうです。(うえだあみ:娘がニューヨーク州スカースデール地区の小学校に)